ライティングラボ by Shodo

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校正の先へ。Shodoの新機能「AIレビュー」が、もう一人の編集者になる

AIレビューとは

文章を書き終えたとき、「この表現は読者にどう受け取られるだろう」「論理の流れに飛躍はないか」「うっかり炎上につながる言い回しをしていないか」と不安になることはありませんか。

AI校正・校閲機能は、誤字や表記ゆれをしっかり指摘してくれます。しかし、文章全体の構造や読者への印象、情報の整合性まで確認するには、もう一段階上のチェックが必要です。これまでそれは、信頼できる編集者や第三者に読んでもらうしかありませんでした。

Shodoに新しく追加された 「AIレビュー」 は、そのギャップを埋める機能です。AI校正・校閲が「文を正しくする」のに対し、AIレビューは もう一人の編集者 として、文章全体を通して質・構造・リスクを見てくれます。またAIレビューでは確実に間違いや懸念点ではない場合にも「こういう観点や一般的な情報があるが、どうか?」という提示をしてくれるので、筆者自身が最終的な判断を下すことができます。

AIレビューでできること

AIレビューが文章をレビューします

AIレビューは、以下のような観点から文章をチェックします。

  • 総合コメント:文章全体を通して受ける印象や、全体を通して何を伝えたいか、どう伝わるかを整理します
  • 論理構成のレビュー:文章の流れに飛躍や矛盾がないか、読者が理解しやすい順序で情報が整理されているかを確認します
  • 情報の整合性、事実確認:文中に含まれる情報が矛盾していないか、根拠のない断言がされていないかをチェックします
  • 炎上・リスクワードの検出:センシティブなトピックに関連する表現や、意図せず読者に不快感を与える言い回しになっていないかを事前に知らせます

またそれぞれのセクションで「とても良い」「良い」「要改善」の3つの評価を分かりやすく表示します。

ブログ・プレスリリースへの活用イメージ

ライターや広報担当の方にとって、AIレビューは特に心強い機能です。公開前の最終確認として、第三者の目を手軽に借りられるようになります。

構造と情報の正確さをチェック

ブログ記事やプレスリリースでは、論理展開や見出し構成の整合性が読者の理解に大きく影響します。「前半で述べた内容と後半の結論が噛み合っていない」「見出しと本文の内容がずれている」といった問題は、書いている本人には気づきにくいものです。

AIレビューは、こうした構造レベルの問題を第三者の目線でフィードバックします。また、数値・固有名詞・事実関係のミスを見落とすリスクを下げることにもつながります。プレスリリースや製品紹介記事など、情報の正確さが問われるコンテンツで特に力を発揮します。

たとえば、以下の例はShodoの過去の記事なのですが、日本語の形態素解析に関する説明に間違いがあるのでは?と「要改善」の指摘をしてくれました。

要改善と表示されたセクション
ここでは「実際には間違いではないが説明不足だった点」と「本当に間違いだった点」の2つがありました。前者は説明不足ゆえに一般的に考えると誤りに感じる点を補完できました。後者はたしかに文章が間違っているのですが、AIが100%の確信を持てず修正指示を出さなかった点を懸念点として指摘してくれました。

炎上チェックでリスクと不安を低減

公開後に「この表現はまずかった」と気づくのは、もっとも避けたいシナリオです。特に企業の広報担当やブランドを守りたい方にとって、炎上リスクの事前チェックは切実な課題ではないでしょうか。

AIレビューは、不適切な表現や誤解を招く言い回しがないかを他人の視点で確認します。自分ではごく自然に書いた文章が、読者にはネガティブに受け取られてしまうケースは少なくありません。公開前にAIレビューを通しておくことで、そうしたリスクを事前に洗い出す一助となります。

たとえばShodoの例では「AIライティングの解説記事の後半でShodo Boostの広報をしよう」という記事を書きましたが、前半の主張をややねじ曲げる過剰なPRセクションがあり良くないと指摘してくれました。

AIレビューが突然のPRと主張に危険性を察知した例
表現を調整したほうが良いというアドバイスや、SEO狙いの記事量産が良くないのでコンテンツの質を重視した内容を盛り込むアドバイスがありました。

小説・創作への活用イメージ

Shodoで小説や創作活動をされている方にも、AIレビューは大きな価値をもたらします。

一人で書き続ける書き手の心強いパートナーに

個人で小説を書いていると、編集者やベータリーダーに読んでもらう機会がなかなかありません。「このキャラクターの設定が途中で変わっていないか」「世界観の説明に矛盾はないか」「読者はこのシーンをどう受け取るだろう」といった疑問を、一人で抱えながら書き続けている方も多いでしょう。

AIレビューは、そんな書き手にとっての「もう一人の読者」として機能します。キャラクター設定や世界観の矛盾、読者が受け取る印象などをフィードバックすることで、完成度を高めるための気づきを提供します。プロの編集者に依頼するほどではないけれど、誰かに読んでもらいたい。そんな場面でこそ、AIレビューが頼もしいパートナーになります。

AI校正・校閲との違い

  AI校正・校閲 AIレビュー
指摘 文・段落レベル 文章全体、読んだときの雰囲気
目的 誤りを正す 構造のチェック、懸念点・リスクの提示
内容 修正の提案 読者視点の共有、観点・気づきの提示

AI校正・校閲が「赤ペン先生」だとすれば、AIレビューは「編集者との壁打ち」に近い体験です。正解を押しつけるのではなく、書き手が自分で判断できるよう、視点を提供することを目的としています。

文章全体を見る、第三者の目

AIレビューの最大の特徴は、他人の視点・第三者の目として機能する点にあります。書き手は自分の文章に慣れ親しんでいるため、どうしても「分かっているつもり」で読んでしまいます。論理の飛躍や読者にとってわかりにくい表現も、書いた本人には見えにくいものです。

AIレビューは、そういった書き手の視点の偏りを補うように設計されています。文章全体を通して読み、構造・論理展開・読者への印象をフィードバックします。さらに、炎上チェックや情報の整合性確認 など、公開前に安心感を高める視点も含まれています。

AIレビューをさらに活かす設定のポイント

AIレビューは、Shodoの既存機能と組み合わせることでさらに精度が上がります。すでに校閲情報や媒体設定を活用されている方は、ぜひ連携させてみてください。

校閲情報(背景情報)との組み合わせ

Shodoでは、商品スペック・価格・固有名詞・仕様など、執筆に必要な背景情報を「校閲情報」としてあらかじめ登録できます。この情報をもとに、AIレビューは文章中の情報と登録内容の整合性もあわせて確認します。

たとえば、プレスリリースで製品の価格や仕様を誤記していないか、広告記事でスペックの記載が正確かどうかなど、人間が見落としやすいポイントをAIがカバーします。先ほどの例のように、AIが100%の確信を持てていない場合にもAIレビューでは懸念点として伝えてくれるメリットがあります。

媒体・想定読者の設定

執筆する媒体(ブログ・プレスリリース・小説など)や想定読者を設定しておくことで、AIレビューはより的確な視点でフィードバックを返せるようになります。

「この記事はビジネスパーソン向け」「一般消費者向け」など、読者像を明示することが重要です。ターゲットが明確になることで、表現の難易度・トーン・論理展開の改善提案が、実際のターゲット読者に合ったものになります。AIレビューを「自分の文章に合った編集者」として最大限に活かすために、ぜひ設定を整えておきましょう。

AIレビュー画面での読者・媒体設定

AIレビューがもたらすメリット

AIレビューの導入によって得られるメリットを、大きく2つの観点から整理します。

時短とコスト削減のポイント

これまで外部への確認依頼が必要だった工程の一部を、AIレビューでカバーできるようになります。特に、「第三者に全体を読んでもらって構成やリスクの問題点を指摘してもらう」という工程は、時間もコストもかかるものでした。

AIレビューを活用することで、人間による修正サイクルの回数を減らし、公開までのリードタイムを短縮できます。自分で一通りチェックし、AIレビューで問題点を洗い出し、修正して公開する。このシンプルなフローで、品質を保ちながらスピードも上げられます。

安心感とリスク低減のポイント

炎上リスクや情報ミスを事前に発見できることで、公開後のトラブルを未然に防ぐ一助となります。一人で書いて一人でチェックする作業には、どうしても限界があります。書き手は慣れ親しんだ文章だと、問題のある箇所が目に入りにくくなるためです。

AIレビューが第三者の目として機能することで、その限界を補えます。「公開してから気づく」という後悔を減らし、自信を持って発信できるようになる。それがAIレビューの提供する、もっとも大切な安心感です。

AIレビューの使い方と利用プラン

AIレビューの利用方法

AIレビューの利用開始はとても簡単です。Shodoの執筆画面から今まで通り「最終AIチェック」 をクリックするだけで、初回は自動的にAIレビューが実行されます。これまで使い慣れた操作の延長線上で、新機能をすぐに試せます。

既存のAI校正・校閲と組み合わせて使うことができるため、文の正確さと文章全体の質を同時に高めることが可能です。まずは普段の執筆フローに組み込んで、どんなフィードバックが返ってくるかを体験してみてください。

対応プランと次のステップ

AIレビューは無料プランでも利用できます。すでにShodoをご利用中の方はそのまますぐにお試しいただけます。まずは気軽に試してみて、フィードバックの内容や精度を体験してみてください。より多くのレビューを活用したい方は、プランのアップグレードによって利用枠を増やすことができます。

Shodoは14日間の無料トライアルをすぐに開始でき、トライアル期間中にキャンセルしても費用は発生しません。AI校正・校閲をすでにお使いの方も、この機会にAIレビューを加えて、文章品質のさらなる向上を実感していただければ幸いです。

校正で文を整える。そしてAIレビューで、文章全体を磨く。Shodoはこれからも、書くすべての方の「もう一人の編集者」であり続けます。

執筆:@hirokiky
レビュー:@nnsnodnb
Shodoで執筆されました