株式会社ゼンプロダクツはShodoブラウザー拡張にGmailとTwitter、Facebookからワンクリックで入力した文をAI校正できる機能を追加しました。さらに敬語の間違いを校正する機能、Webページのテキストを選択して校正する機能などがアップデートにより追加されました。
メールを送る際に敬語を間違えていないか気をつける必要がありますし、正しい敬語の使い方を調べる手間もあります。またSNSに投稿する前に誤字やタイポがないか、そぐわない言葉を使っていないかを慎重に確認する必要があります。
Shodoブラウザー拡張はメール、SNSの手間を減らすため2021年9月にリリースされました。今回の大幅なアップデートで敬語の間違いを確認する機能や、ワンクリックで校正できる機能が追加されました。たとえばGmail、Twitter、Facebookの投稿前に、表示されたShodoのボタンをクリックするだけで日本語を校正できます。
さらにWebページのテキストを選択し、右クリックから日本語を校正する機能が追加されました。ブログ記事のプレビュー画面やWebサイトの文言を選んで日本語を校正できます。
Shodoブラウザー拡張の最新版はGoogle ChromeとMicrosoft Edgeに対応しています。Firefoxでのリリースも今後予定されています。
- GoogleChrome / Microsoft Edge版ダウンロードURL: https://bit.ly/shodo-extension-chrome
※ ShodoはBERTと呼ばれるディープラーニングの技術や、自然言語処理の技術を活用してAI校正を提供しています。
校正の内容
Shodoは助詞や敬語の間違い、読みにくい日本語の文を校正します。
近年は文書ツールでも簡易的に日本語のチェックをしてくれますが、Shodoはより高度な指摘ができます。
たとえばShodoの敬語チェック機能では二重敬語や謙譲語と尊敬語の混同を指摘します。「ご確認してください」のような謙譲語を相手に使う間違いや、「拝見いたします」のような二重敬語、「検討ください」のような間違えた敬語を指摘します。
以下の一覧は、Shodoが提供している校正機能の一部です。
- 敬語の間違いをチェック
- 例:こちらで拝見いたしました(→「拝見しました」)
- 例:ぜひご確認してください(→「ご確認ください」または「確認してください」)
- AIによる文の繋がりや使われている日本語のチェック
- 例:これが私で仕事です(→ 「の」)
- 例:文章を書くプロレスを改善します(→「プロセス」)
- 同音異義語の間違いをチェック
- 例:午後は非難訓練です(→「避難訓練」)
- 例:とても特長的な(→「特徴」)
- タイポのチェック
- 例:よろしくお願いしまうs
- 例:これあhテストです
- 例:これのの話です
- 設定した表記ゆれのチェック
- たとえば、ShoDoをShodoと統一できます
- 表記ゆれは独自に設定でき、ExcelやGoogleスプレッドシートから入稿できます
- 不快語や差別的な言葉が含まれていないかチェック
- カタカナ語の末尾が長音になることをチェック
- 例:デザイナ(→「デザイナー」)
- 例:フォルダ(→「フォルダー」)
- 意味の重複する言葉をチェック
- 例:過半数を超える(→「半数を超える」)
- 例:酒の肴(→「肴」)
- 開いたほうが読みやすい漢字のチェック
- 例:予め(→「あらかじめ」)
- 例:~下さい(→「ください」)
- 技術系の用語が正しいかチェック
- 例:Youtube動画(→「YouTube」)
- 例:PhotoShopで編集(→「Photoshop」)
Shodoは日本語の修正や正しさを確認する時間を軽減して、多くの人がより集中すべき仕事や表現に向き合えるように開発されています。
メールを書く際などに失礼な敬語になっていないかや、二重敬語になっていないかなどを毎度調べて確認するのは大変です。Shodoを利用すれば自動でチェックされるので、時間短縮になりますし、心理的な負担も軽減されるでしょう。
料金
Shodoのブラウザー拡張は無料からご利用いただけます。
月額1,000円(税込み)のプレミアムプランを利用すると120文字の文字数制限が解除され、敬語の校正機能や表記ゆれの設定を追加でご利用いただけます。チームで利用する場合は月額2,000円(税込み)のビジネスプランを利用できます。
プランを購入すると、Shodo(https://shodo.ink/)の個人ノートで日本語の校正をしたり、記事の執筆管理、ブログ連携、プレスリリース入稿用Word文書のダウンロードなども可能です。
株式会社ゼンプロダクツ
株式会社ゼンプロダクツ(https://we.shodo.ink/)は、誰しもがアーティストであると信じています。日常の雑多な仕事や余計な管理作業、イマイチなソフトウェアを打ち壊し、誰しもが持つアート性を仕事に取り戻すことを目的としたITスタートアップです。
本件に関するお問い合わせ
株式会社ゼンプロダクツ代表取締役社長、清原弘貴。
メール:info@shodo.ink
詳しい情報はサービスのサイトをご覧ください。
https://shodo.ink/
(このプレスリリースの原稿はShodoで執筆されました)
執筆:Kiyohara Hiroki (@hirokiky)
(Shodoで執筆されました)